七係シリーズ読書感想記 《情死編》1

あっちぃーー

重い腰上げて、やっと扇風機出しました。

今週は、なんか仕事で疲れた・・・・
ブログの記事を書く時間がなかなか取れないのが、すごくジレンマだよ。
もっと、時間が欲しーーーーっ!!

七係シリーズ読書感想記  第4話 《情死編》1 書きました。



おもいっきり、自己満足文章です。
すみません m(__)m


ネタバレ有ります。ご注意ください。

          



警視庁捜査一課第三強行犯捜査第七係 第四話 《情死》


「引き揚げ、始め!」 クレーンが動き出す。先端から海中に垂れたワイヤーが巻き上げられていく。海面に波が立ち、やがて盛り上がり、白い乗用車の影が見えてきた。滝のように海水を垂らして座席部分のルーフが揚がってくる。見物の消防署員たちが、何か低く呟いた。かたわらで引き揚げ作業を見守っている七係の面々は無言だった。ゴミや海藻をひっかけたフロントガラスの下に、前部座席の水死体2つが見えた。

「お探しの男女ですか」と深川署の誰かが声をかけたが、誰も応えなかった。 無言の又三郎が車を一発蹴りつけた。森義孝は唾を吐いた。雪之丞は眉根に皺を寄せて目を逸らせ、十姉妹はハンカチで鼻をおさえてクシャミの三連発。夕暮れの近い海風と、溺死体の放つ冷気のせいだ。
あいかわらず、ガラの悪い七係の面々。特に、又三郎とお蘭ちゃん。お蘭ちゃんはこの七係シリーズでは、よく唾吐いてます。ガラ悪っ。

車を離れた吾妻は、すたすたと肥後の方へ踏み出していく。見ていると、吾妻は近づくなり、肥後の手からタバコをひったくった。 「さあ、肥後さん。どういうことか説明してもらおうか」 「私のせいだというんですか」と肥後が目をむく。どちらも、外野には届かない低い声だった。続いて、双方の手が動く前に合田は素早く割って入り、同じく声を殺した。「ケンカするヒマがあったら、ザンゲせんかい、どアホ!」 これは、半分は自分に向かって言ったのだ。
今回は肥後を中心に話が展開しますが、そこにペコさんが絡んできます。この2人って仲悪かったんか? 意外だ。 しかし、そんなことよりなぜ、「ケンカするヒマがあったら、ザンゲせんかい、どアホ!」って言葉を自分に向かって言う必要があるのだ?合田さん??謎・・ あぁ、そやけど合田さんの 『どアホ』 はやっぱし、ええなぁ~ 

七係のそれぞれが、それぞれの事情で少しずつ狂っていた。そもそも、8月も盆の頃になると、七係はいつも2つのグループに別れる。女房子供を田舎に帰省させ、いっときの自由と不自由で生活リズムが狂っている所帯持ち組。そういう変化もなく、ただ暑さを我慢しているだけの独身憔悴組。数の上では4対4。
合田さんとお蘭ちゃんは、言うまでもなく《独身憔悴組》ですねっ。 特に合田さんは夏に弱い、低血圧な貧血ちゃんですから、間違いなく、この時期は憔悴しまくっているハズ。そんな憔悴しまくって痛々しいところが、全国の雄一郎ファンの皆様の心を、わしづかみしているのでしょう、きっと。(そうか?)  ところで、お蘭ちゃんは夏には強いのでしょうか? あたし的には、あんまり頑丈なイメージ無いんですけど・・・ 森は、生っ白くて、ひょろひょろした不健康そうなイメージ。

この時期は例年、全体として何となくしまりがなくなり、ネタを取りこぼす頻度が高くなる。ポカはポカを呼び、自分のことは棚に上げての疑心暗鬼がケンカを呼ぶ。そいうとき、先陣を切るのはたいてい石頭筆頭、森義孝の《お蘭》だが、次いで確率の高いのが又三郎。次いで、吾妻。4番目が合田雄一郎だ。
またお蘭ちゃん、ボロクソ言われてます 石頭筆頭って・・・・、そりゃ、間違ってないけどさぁ、頭固々だけど・・高村先生・・・。 森くんってそういうキャラなのかしらねぇ しかし、またしても合田さん、4番目という中途半端な地味なポジション。主役なのに・・・

ところで今夏は、諍いの1番手は森ではなく、吾妻《ペコ》になった。対するは、薩摩の殿様、肥後和己。もともと水と油の2人だが、どちらも所帯持ちの余裕で普段は適当に折り合っているのに、さまざまな経緯があって、今回は正面衝突になってしまった。
やっぱり肥後と吾妻って、仲が悪いというか、折り合いが悪いんだ。 奥さんがいながら外に愛人作る肥後と、奥さんと自分の両方の両親の面倒を見て、それなりにストレスを抱えているらしい吾妻ペコ。ペコさんも人の子。肥後のコトが羨ましくもあり、妬ましくもあるのかな?

【「皇太子妃のような女性に出会ったら、ペコさんの人生だって変わるでしょうが」と言った肥後の言葉に】
「なに、なに」図らずも、唯我独尊の森と林係長を除く全員がいっせいに首を突き出した。
唯我独尊→(自分だけが偉いとうぬぼれる事の意)。 ・・・まぁ、確かに森に当てはまるよなぁ、この言葉。 なんかお蘭ちゃん、石頭筆頭やら唯我独尊やらって性格最悪って感じ。実際、性格ひねくれてるんだけど・・・(T_T)

荻窪署に向かう車の中で、肥後が歯ぎしりした気持ちの何分の一かは、合田たちも同じだった。事件番の日の交替時刻までに、事件が1件も起こらない日など昨今あったためしはなくとも、もし運が良ければと、いつもいつも考える。
事件番の交替時刻までに、何の事件も起こらなかったら休めるというコトなのだろうか? 事件が起きちゃったら、休みがパーってコトなんか?  だとしたら刑事って商売は大変やなぁ。下手すりゃ全然休めないってコトもあるんかのぅ。合田さんが憔悴していくのも分かるような気がする・・・。仕事人間のお蘭ちゃんも、休みがパーになった時は「っざけんなよっ!」とか思ったりするのかしら?

こうなれば、合田たちが考えることは決まっていた。事件発生直後の出動だったにもかかわらず解決を逃がした連中を、まずはいびり倒すこと。次いで、《もしも》の期待を潰された恨み半分、徹底的にあら捜しをすること。ホシを挙げる道筋を真剣に考えるのは、それからだ。もちろん、1時間でも早くホシを挙げて、もう忘れるほど長い間繰り延べになってきた休みを、今度こそ取れるか取れないかの真剣勝負だった。
やっぱ、タイミング悪く事件が起きて、ぜんぜん休めてないのね、七係・・・。こんなんじゃ独身組はデートもままならないだろうなぁ。十姉妹ちゃんは彼女いるみたいだし。まぁ、森くんは関係ないか。休みでもどうせやること無さそうだし、せいぜい掃除して洗濯して終わりって感じっぽい。 雄一郎は、例のあの御方と、あんなコトやこんなコトを・・・・?。でも、こんだけ休みないんじゃねぇ。あの検事さん(今現在は判事?)だって雄一郎以上に忙しそうだし。でも、逢えない時間が愛を育てるって言うしぃ~。オホホホ  ちなみに、七係が捜査に加わったのは、事件発生から丸1日半たってからだった為、現場とガイシャを見ることなく捜査にかかったんだそうな。それにしても、だからって事件直後出動した連中を、いびり倒すとか、あら捜しをするとかって、性格悪っ。あら捜しは誰かさんが、会議でしょっちゅうやってますけど。

(捜査会議で)所轄の刑事課長の言葉を遮って、手ぐすねを引いていた森義孝が、ぐさりと横槍を入れた。「だから、襲ったのが《通り魔》だということにはならんと思いますが」 一同の目が森へ流れる。 「表の看板に《通り魔》とあったのは、あれは何ですか。ブン屋を喜ばせるために付け足したんですか」と森は言った。 ひと言多い。所轄の方から「口を慎め」という声が上がった。 「《通り魔》というのを説明して下さい」と森はしつこく繰り返した。 
【・・・このあとも森の追及は続くが長くなるのでカット】
だからお蘭ちゃん、そういう事ばかりやってると、そのうち誰かにボコボコにされるって。あっ、もうすでにボコボコにされてるかもね。皆の知らないところで。だから島に行っちゃったんだ。

森の意見は正しいが、そこまで時間とエネルギーを費やして親切に説明することもないという意味と、正直者はバカを見るという意味で、減点2点だった。 「もういい」合田は森を制した。
「《通り魔》という先入観で捜査をやると、出てくるものも出てこない。表の看板は書き換えて下さい」としつこく食い下がる森くん。ホント、バカ正直というのか、なんというのか・・・。素でやっているのか?、わざとなのか? よく分からん。 でも合田さんは、この偏屈お蘭ちゃんを、時にはウザく思いながらもちょっとは評価してくれてるのかな? 

実のところ、そのときの合田は、箸を取る気も起こらずにのびたソバを眺めている様な怠惰な気持ちだった。事件から立っている臭いが、直観的に自分の1番苦手な臭いだと感じていたせいだ。  ~ 途中省略 ~  それらの条件を重ねた絵図には、あとひとつ欠けているものがあった。多分、女だ。 被害者が生前に訪ねたのが女だという勘を持つのは、自分だけではないようで、又三郎も雪之丞に「コレだぜ、コレ」と小指を曲げて囁いていた。
事件の裏に女の影か・・・。コト、女に関しては人生経験豊富であるに違いない又三郎、さすが鋭いっすね。合田さんも、一応は気付いたか。コト、女に関しては人生経験あまり豊富では無いがな・・・。まぁ、義兄の想いも18年間も気付かなかったぐらいだから、色恋沙汰についてはドンカンっぽいど、仕事では切れ者の合田さんだから、ちゃんとソコは勘が働くのね。偉い、偉い。 森はどうかな?コイツは間違いなく、色恋沙汰に関しては超ドンカンだろうから、ぜんぜん分かって無いんじゃないかと思う。 普段から、無粋、無粋と100万回くらい言われてるし。 合田さんも森くんも刑事としては優秀なんだろうけど、こういう色恋沙汰は苦手分野なんやろな。なんたって朴念仁コンビだからな・・・。 でも、そんな合田さんと森くん、カワイイ

合田の後ろでは、お供の森義孝が律儀に待っていた。「吾妻主任が・・・・・」と囁く。 「吾妻がどうした」「刑事課長と話しているのが聞こえました。吾妻さん、1丁目25番の例のマンションの住民台帳を、署に調べさせてますよ」 地獄耳にかけては、森も吾妻に劣らない。 「割り込み、抜け駆けの鑑ってことだ」とだけ合田は応えた。
暇な独身男だの、石頭筆頭だの、唯我独尊だの、地獄耳だの、言われたい放題っす、お蘭ちゃん。まだまだ、この後も出てきます、森くんへのこういった散々な言い様・・・・(T_T)

30の森に分かるかどうかは知らないが、合田自身は谷村の屈折が、なんとなく身にしみた。脱線するほどの気概や能力もない、すべて《そこそこ》の焦りは、歳とともに必ずやどこかへ滲み出していくのだが、この谷村晴彦という男の場合は、人目をはばかった女との情交へ向かったのだろうか。
合田さんと森くんって3歳しか違わないのに、合田さん、森くんのこと、ずいぶん子供扱いしてるよね、普段から。 まぁ、でも確かに森くん、仕事人間で、こと仕事以外の事に関しては疎そう。だから悪徳商法に引っかかって、変なテープ買わされたりするねんな。

「誰が何と言おうが、ガイシャは、現に頭をかち割られたのだから、敵が1人もいなかったはずないです。谷村の経歴を子細に調べれば、必ず誰か出てきますよ」と森は事務的に言った。 「女が絡んだ諍いなら、《敵》云々いう言葉はちょっと違う」合田は無意識に、個人的なその場の感情に任せて余計なことを言った。 「嫉妬いうのは、作るもんやなくて、生まれるもんや。敵を作るというのとは、ちょっと違う」 森は、どこが違うんだといった目を返した。自分で経験してみたら分かるという台詞を、合田は結局出さずにすませた。
この合田さんの台詞、今考えると意味深。この後、『照柿』で、合田さんは嫉妬に狂いますもんね。 この七係シリーズ、『照柿』の前に書かれたと思われますが、高村先生がコレを書いた頃は『照柿』の構想がもう頭の中にあったのか? いんや、無かったと思いますねぇ。 『マークス』→『照柿』 は繋がるけど、この七係シリーズは繋がらない。時期的には『マークス』『照柿』の間辺りだと思われるんだけど、七係シリーズが間に入ると、色々と話の辻褄が合わなくなるような気がします。この七係シリーズは、ちゃんと単行本化されている《合田シリーズ》とはまったくの別物と考えた方が良さそうです。高村ファンの間では、パラレルワールドという見方が多いようですし。 高村先生が七係シリーズを世に出さずに抹殺したのも、コレを単行本化しちゃうと、この後に続く『照柿』が、ぶち壊しになると考えた・・・からかも・・・・・?



       
      七係シリーズ 第4話 読書感想記 《情死編》 前編  【完】

今回も、前編と後編に分けてお送りします。
肥後が主役なのですが、合田さんと森くんの萌え場面を重点的に抜粋しちゃいました。
話のあらすじは、かなり無視しております。
でも、今回は無理を承知でコレで行きます。 
だって、肥後ちゃん抜粋だと盛り上がらなくて、つまんないんだも~ん。
肥後さんファンの皆様、ごめんなさい m(__)m

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四話ですね!

こんばんは〜!

いよいよ、七係も第四話ですね。
このシリーズは、ほんと七係の面々の口の悪さが魅力ですね!
合田さんの『ど・アホ!』。た・たまらんっ!!!
もう、何度でも読みたくなりそう・・・。

そしてみんな、唾を吐く、いぢめをする。根性ワル〜。
おかげで、ドキドキしちゃいます。

「嫉妬というもんは・・・」のセリフは、『照柿』の前なんですか?
後だったら、すご〜く重みがあっていいのに! 残念だな・・・。

森君のあまりの扱いには、高村先生の愛情を感じますよ。
ほら、「好きな子をいじめちゃう」ってやつですよ。先生、きっと森君好きだと思います。
いつか、森君が離婚して、島から合田さんの元に帰って来るかも〜。な〜んてね。

続きも楽しみにしてま〜す。(^_^)v

Re: 四話ですね!

こんばんは、うーちゃんさんv-344

あたしは昨日からなんか、頭が痛くてクラクラしてて
今日ついにダウンして、1日中寝てました。
せっかくのお休みを、丸1日寝て過ごしてしまった。もったいない~(涙)
でも、天気良かったので、洗濯と布団干しは、なんとかやりました。
たぶん、パソコンのやり過ぎかな~。
平日昼間は仕事でずっとパソコンにへばり付いて、帰ってきたらブログやって。
電磁波、浴び過ぎなんだと思います(笑)
たまには、健康的に外の空気吸って、電磁波じゃなくお日様浴びないとな~って思いました。

くだらない能書きはさておいて、七係シリーズ感想記も、やっと4話に辿り着きました。じつは七係シリーズ、あたし的には第5話が1番おもしろく、合田さんと森くんの萌え場面が1番満載で、第5話を書きたいが為に、1~4話を書いていたといっても過言じゃありません。
あとちょっとで、5話突入だぁ~っ!!

そして、この七係シリーズ、書かれたのは『照柿』の前だと思うんですが、七係シリーズと合田シリーズは、やっぱりかみ合わない。
他の高村ファン同様、あたしもパラレルかなと思ってます。
特に5話はパラレルの要素が強いかな~って。

こんなオタクなブログに、いつもコメントありがとうございます。
申し訳ないな~と思いつつも、すごく励まされてます!!
うーちゃんさんも、頑張ってくださいねe-256


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プロフィール

YUKI

Author:YUKI
高村薫小説、大好き!!
『晴子情歌』で挫折し、暫く高村小説からは遠ざかっていましたが、最近やっと『太陽を曳く馬』『冷血』『晴子情歌』『新リア王』(読了順)を読了。
これでたぶん、単行本化された髙村小説すべて制覇したと思います。
合田シリーズに登場する過去の人、
森くんをこよなく愛す、おバカです。

2012.5.4 ブログ開設
2013.1.1 ウェブサイト開設

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