七係シリーズ読書感想記 《放火編》1

5/26、27とあたしの家の町内では、お祭りでした。
外は御神輿で、ちょー盛り上がっている中、暗い家の中に閉じこもって背中を丸め、1人ポチポチとパソコンのキーボードを叩いてました。
(寄付金3.000円もふんだくられたというのに、いっさい参加せんかった)
お祭りの魅力よりも、合田さんと森くんコンビへの愛が勝って、スッゲェ不健全だなと思いつつも、七係シリーズ 第二話 《放火》 の読書感想記、書いたぞーー!!

という事で、今回の主役は 雪之丞 こと 広田義則 です!!
と言っても、雪之丞自身はあまり動いてなくて、動くのは今回も、合&森コンビっす。

ネタバレ 有りです




警視庁捜査一課第三強行犯捜査第七係 第二話 《放火》


話は1ヵ月前に始まった。花冷えでみぞれが降りかけていた4月2日の夜、合田たち七係は新宿署の捜査本部に詰めていた。その朝、大久保のアパートで若いOLが、一目でツッコミ(強姦)と分かるひどい姿で見つかったヤマだった。死後2日経っていたが現場は生々しく、臨検した連中は皆ちょっと血圧が上がった。
皆、血圧が上がったって言うけど、合田さんと森くんの朴念仁コンビも血圧、上がったのかしら?あの2人、あんまり女には興味無さそう・・・ってか縁が無いだけか(合田さんはともかく、森は)。この後、所轄と本庁の20数名がよってたかっての猥談パーティーになったそうな。合森コンビはその猥談パーティーに加わったのかしら?合田さんも森くんも猥談している姿が想像できん。特に森はクソ真面目だし女に免疫無さそうだし、集団に馴染まないし、その猥談パーティーの輪の中には絶対加わってないやろな。

ところで会議が始まる前のひととき、頭上を飛び交う4文字言葉の下で、合田と広田《雪之丞》は、ちょっと別の話をしていた。いつもはひっそりと静かな雪之丞が、珍しく自分の方から合田に話しかけてきた。「朝、駅で知らないガキに声をかけられてな・・・・・」と雪之丞は囁いた。
雪之丞の話を要約すると、そのいきなり話しかけてきた少年の名は《野村治幸》。そのガキが言うには「同級生が人を殺した」との事。雪乃丞と同じ団地に住んでいて父親がブン屋だから、刑事の住所や氏名の手帳を持っていて、それを見て雪之丞に話しかけてきたらしい。

「えっ?」合田が思わず聞き返していると横槍が入った。傍らで肥後のおっさんがいきなり「ケツの穴とかけて、雪之丞と解く」などと言った。すると、例によって声のでかい有沢《又三郎》が「そのココロは」と受け、声を低くして「クサイ、クサイ」と笑う。「おう、クサイぞ、そこの2人!」吾妻のクソッタレまでが調子を合わせた。
この手の七係の掛け合い漫才、この七係シリーズでは、よく出てくる気がします。(気のせいか?)。・・・いや、高村先生、きっとこの七係シリーズ、もう軽いノリでサクサクッと書いたのではないでしょうか。いつもの漬物石の様に重たい高村作品とはちょっと一風違った、軽めの作風っす。随所に高村ギャグが散りばめられてる様な気がします。森の自己啓発テープも高村ギャグの1つと見た。

肝心の広田雪之丞を摑まえ、あらためて話を聞いたのは、その日の夜だった。やっとOL殺しのホシ2人を送致して皆が飲みに繰り出してしまった後、本部の会議室に合田と雪之丞が残った。ほかに、何か問題が起こると、ひと言いわずにはすまない吾妻と暇な独身男、森義孝の2人も残った。
雪之丞が倉田武雄という人物から、『数回自宅周辺をうろつき、近隣各戸に対して聞き込みを行い、個人生活を著しく不当に侵害した』という理由で告発されたそうな。(ちなみに、倉田武雄は野村治幸というガキが言っていた、人を殺したという同級生、倉田和己の父親)。その件について話を聞く為、合田さん達は集まったんだけど、それにしても森くん、暇な独身男って・・・。まぁ、確かに彼女は絶対いなさそうだし、仕事しかないっぽいけど(友達もいなさそうだしな)・・・。高村先生の、この七係シリーズでの森くんの扱いが、こんなんばっかなんです。これからたくさん出てきます。森への、こういう小馬鹿にしたような表現。・・・でも、なんで森も残ったんだろう?ぜんぜん関係ないのに。ふだん人付き合い、すっげぇ悪そうなのに・・・・???謎。

「そういや、おい、ここにいる中で女房子持ちは俺だけか。ヘッヘッ、あとは独身3人組で話し合え。俺は帰るぞ」と言って、うるさい吾妻が1人、さっさと出て行ってしまった後、雪之丞の大きな溜め息が聞こえた。傍から人の溜め息などものともしない森義孝が、ひょいと身を乗り出し、待ち構えていたように「しかし」と言い出す。
あいかわらず空気を読まない無粋な森。キミってやつは・・・・・

「この話、私は気に入りませんね。おかしなところがある。まず、倉田和己というガキが自分の祖母を殺したというような話を友人の野村治幸に話したという点。親友同士の秘密の打ち明け合いにしても、人殺しまで話すというのは常軌を逸しています。次に秘密を打ち明けられた野村治幸が、今になってそれをばらそうとした理由。しかも15やそこらの子供が見知らぬ刑事を摑まえるというのは、これも常識外です。次に、同じ団地に住んでいる刑事は他にもいるはずだが、なぜ広田さんを選んだのか」。さすがに頭の中身が相当ねじれている者同士、森義孝は最初に合田が引っ掛かった点を、全て挙げてみせた。
さすがに頭の中身が相当ねじれている者同士って、合田さん、とうとう認めちゃったわね!似た者同士って!!なんか、うれピー。やっぱ、合田さんと森くんってなんか似てる。あたしも前から思ってたんす、合森コンビ、性格似てるって。(合田さん、迷惑?)。顔はぜんぜん違うっぽいけど・・・(合田さんの方が断然イケてる・・ハズ)。結局、なぜか、合田と森の2人が雪之丞の為に仕事でもないのに動く事になった。雪之丞本人は告発状が出ている為、動けないのは分かるけど、なんで合森コンビが・・・?例え事件になっても町田署の管轄で、合森には関係無いのに。2人ともそんなお人よしには見えないんだけど、何故??・・・謎。

合「なあ、広田さん。ひとつだけ聞くが俺たちが関わって迷惑か否か。どっちや」 雪「迷惑じゃない。恩に着る」 合「よし。じゃあ、俺と森に一杯づつ奢れ」。そういう次第でその夜、女のいない安いバーでウィスキーを何杯か空けた。
合田さん、雪之丞、お蘭のスリーショットって考えたら珍しいかも。女のいないバーって、3人とも女に縁が無さそうだし(あっ、雪之丞は縁が無いんじゃなくて興味が無いんだった)この3人にはピッタリって感じ。しっかし、この3人で飲んで盛り上がるんだろうか?誰も何もしゃべらなそうなんだけど・・・。ひたすら沈黙が続きそう(笑)

七係はそのころ、あらたに渋谷署の強盗傷害事件の捜査本部に出ていたのだが、合田は日々の聞き込みや地どりの時間を割き、あるいは仕事を終えた後の短い個人の時間を潰して、黙々と余計な寄り道をした。なにせ、春の夜に男1人で寝ていると、ろくでもないことを考え過ぎる。欲も得もなく疲れきるまで床には就かないのが1番で、ただその為に歩いているというのが正直なところだった。かなり消極的な人生だ。
合田さん、日々の捜査で忙しくて、タダでさえプライベートが無いはずなのに、なぜゆえに他人の為(この場合は雪之丞ね)そこまでやる?分からんわい。しかし、ホンマ消極的な人生やなぁ、まだ若いのにのぅ。男1人で寝てるとって、一緒に寝てくれる(男)がいるやないかいっ、ボケッ!!ろくでもない事を考え過ぎるって、そのろくでもない考えって、義兄と××××とか???

森は黙ってついてくる。耳には、いつものウォークマンのイヤホン。この森に音楽で精神の何かをコントロールするとかいうインチキテープ全20巻なるものを売りつけたセールスマンは偉い。
出ましたっ!例のインチキテープ!!全20巻でっせ!!絶対騙されとるやろ。あんた、刑事やないのか。情けないわ。そのセールスマン、まじで尊敬します。インチキテープって初めっから断言してる合田さんも笑える。しっかし、20巻って・・・。いったい、いくらしたんでしょうねぇ。森よ・・・・・

ある夜、合田は渋谷の本部が退けた後、目立たないよう雪之丞を宮下公園に誘い、治幸というガキに以前どこかで会った事は無かったか、と問い質す。合「どこで会うたんや、え?」 雪「最悪の場所。今思い出した・・・。去年の暮れだったと思うが・・・、新宿であのぐらいの歳のガキと正面衝突したんだ。多分、あいつだ・・・」 合「新宿のどこで」 雪「3丁目」 合「3丁目のどこで」 雪「・・・18歳未満お断りの映画館・・・最悪だな」 合「その時は1人だったのか?」 (雪乃丞、首を振る) 合「連れがいたのか。・・・・男か」 雪「まぁ・・・近い」
「まぁ・・・近い」ってなんやねんっ!どっちやねんっっ!!・・まぁ高村ファンの皆様には、もうお分かりだと思いますが、雪之丞は同性愛者ですからそういう事なんでしょう。その現場を治幸というガキにバッチリ見られてしまったという話。しかし、合田さんはどうなんでしょうねぇ?義兄との関係は?義兄は義弟の事、想っているけど、義弟ほ義兄の事をどう想っているのか、ホントのところ無粋なあたしにはよく分かりまへん。

仕事が立て込んで、合田と森が初めて野村治幸に接触したのは、それから1週間後になった。合田と森は渋谷の捜査会議が終わってすぐに新宿に向かい、午後8時半にゲームセンターで治幸をつかまえた。最初に声をかける役目はサングラスをかけた森が負った。ちょっと見た目にはなかなか凄味のある風体で「ちょっと来てくれ」と子供の肩を叩いたわけだ。たちまち、連れの仲間2人は逃げ去ってしまったが、森に挑まれた治幸は足がすくんだのかじっとしていた。
サングラスをかけた森って、イケてるんでしょうか?連れの仲間がビビッて逃げたぐらいだから、相当ヤッチャンっぽかったんでしょうねぇ。服装はアロハ系か?(勝手にそんな映像があたしの頭の中に浮かんでおります)。あまりモテ系な感じではありませぬなぁ。まぁ、相手をビビらせる目的での変装みたいですから、別にモテ系になる必要は無いんですが・・・。でも、やっぱ森の扱いって3枚目的な感じです。(じっさい3枚目か・・・)。特にこの七係シリーズでは、かなり色物っぽい扱いの様な気がするんですが、気のせいだろうか・・?高村先生・・・・

合田と森は治幸を連れて大久保公園に入り、そこであらためて手帳を見せた。合田は単刀直入に切り込むことにした。この老成した小賢しい子供の顔を見ていると、ヘタな迂回は抵抗に会うなと直感したからだ。なめられそうな感じもしたので、不本意ながら《標準語》を使った。
なぜ、大阪弁だとなめられると思ったのか?合田さん??合田さんのしゃべる大阪弁って上方漫才っぽいイメージぜんぜん無いけど。逆に迫力あって良いんじゃないかなぁ。でも合田さん、結構ふだんから大阪弁と標準語、使い分けてますよねぇ。何を基準に使い分けてるんだろうと考えた事あるんですが、あたしが思ったのは、気の許せる人の前では大阪弁、そうじゃない人の前では標準語かなって思った。(加納さんの前では大阪弁使ってるイメージあるんだけど)。でも気を付けて読んでみるとそうじゃない場合も有った様な・・・・う~ん??

                   ・・・・・・第二話 放火 読書感想記 次回に続く。



今回はココまでっす。
ホントは記事上げる前に見直したかったんですけど、会社に原文置いてきちゃって見直しできません
性懲りもなく、また仕事中書こうと思って持ってたんですけど・・・・。
天罰ですね。まじ、いい加減首になりそうなので書くのは昼休みだけにしようと思います。
という事で、原文明日持ち帰ったら、ちょっと書き直すかも。
(なんか大した事、書いてないのにエラソーやな、ワシ m(__)m)

とりあえず、更新しちゃいまっす!!え~~~~いっ!!   ・・・・・・・・・5/28記
                                 

                    


いちおう、見直したので、これでO.Kかな。ちょっと書き足したり、直したりしました。
もしかしたら、チョコチョコ文章直すかもすれませんが今後、大幅な変更はないと思います。

ご清聴、ありがとうございました。       ・・・・・・・・・・・・・・5/31記

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NoTitle

こんにちは〜(^_^)
七係シリーズの、そうだったのか〜・・・って情報が満載で嬉しいです!
噂には聞いてましたが、このシリーズのメンバーは暴走気味のようですね〜♪
それにしても合田さんも、森くんも、ガラ悪・・・。
加納さんには見せられない言動です(涙)。
いや、加納さんに叱って欲しいかも。「雄一郎、人というものは品格が大切だ」とかね。

例のテープ、20巻か・・・。
この手の商品の場合、森くんが支払ったのは、10万円前後と読みました!
なんか、オタクっぽい雑誌の片隅に、『毎日聞くだけで、心も人生も生まれ変わります』って、コピー付きの広告が載っていて、申込ハガキが綴じていそう。
森くん、夜中に1人でチマチマと、申込書を書いたんでしょうかね?

女がいないバーに男三人は、美味しいです〜。
女がいない店を選んだのは、興味ないからよりも、女がいる店は高いからだと思います。
くだらないスナックの、若〜い姉ちゃんのお守りした挙句、ふんだくられるからね。
アルコールさえ飲めたらいいメンツだもん。
雪之丞は、合田さんがいればいいし・・・。きっと、森くんも。
やば〜、妄想が暴走しそう〜!

って、ことで、続きも楽しみにしてますね。

Re: NoTitle

こんちわ。
そうなんです。この七係シリーズ、七係の面々がかなり暴走します。
又三郎の主役の回もあるんですが、これがまた凄い暴走っぷりであたしはかなりビックリしました。
いつもは脇役の七係の面々にスポットが当たって、個々のプライベートが垣間見れるので七係好きには、たまらないかも。
そのかわり、加納さんの出番が少ないので義兄弟ファンには、ちょっと物足りないかも知れません。

例のテープ、10万円ですかっ!!
あたしは4~5万円位かな~とふんでたんですが、でも悪徳商法に違いないので、確かに10万円ぐらいしそうです。
何やってるんでしょうね~。お蘭・・・・・
夜中に1人、背中を丸めてチマチマと申込書書いてる森くんを想像するだけで笑えますねぇ。
合田さんも、インチキテープって言い切ってるのが笑えます。

そういえば雪乃丞、マークスの中だったか、合田さんに好意的な視線を寄こしてたの思い出した。
そうだ!!雪乃丞は合田さんの事、恋愛対象として見ていると思わせるような記述があったんだ!!
という事は、雪乃丞は合田さんと飲めて、ホクホクのルンルンだったわけですねe-266
雪乃丞はきっと、森くんがジャマでしょうがなかったことでしょう。
「お前、早く帰れよ~」とか思ってたかも知れません。
無粋な森くんは全然気が付かないでしょうけど。

七係シリーズでの合田さんも、いろいろ危なっかしいから、加納さんはきっと心配でしょうがなかったと思います。
ほんと、加納さんがうるさく説教たれたり世話を焼くの分かるような気がします。
でも、そばにそんな人がいてくれる合田さんが羨ましいです。
大人になると、そういう人ってなかなか、いませんから。

いつもコメント、ありがとうございますv-344

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YUKI

Author:YUKI
高村薫小説、大好き!!
『晴子情歌』で挫折し、暫く高村小説からは遠ざかっていましたが、最近やっと『太陽を曳く馬』『冷血』『晴子情歌』『新リア王』(読了順)を読了。
これでたぶん、単行本化された髙村小説すべて制覇したと思います。
合田シリーズに登場する過去の人、
森くんをこよなく愛す、おバカです。

2012.5.4 ブログ開設
2013.1.1 ウェブサイト開設

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